初めてなろう小説を読んだ感想 その1

みなさんこんにちは。れいざです。

突然ですがみなさんは「なろう小説」、読んだことありますか?最近はもっぱら皆異世界に行っちゃったみたいですね。戻ってくるときの時差とかがすごく心配です。

私はなろう小説を読んだことがありませんでしたし、(もちろん、傑作もたくさんあるのでしょうが)いろんな作品が結構ツイッターなどでボロクソに言われているのを見て、「なんだか稚拙な文章なんだろうな」という偏見を抱いていました。

ですが、ある日私は気づきました。

この手のファンタジーライトノベルの主人公は、感情移入のしやすさや、心身の成長の過程を描きやすいことから、少年が選ばれがちだな、と感じています。だとしても、それなのに、

「なんか最近異世界転生してるおじさん多くない……?」

ということに。

フォローしている人はわかると思うんですけど、私は長髪の男と無精髭の成人男性に死ぬほど弱いです。無精髭成人男性でいうと

 

この辺が好きです。

ですがあまり手を出す気にはなれずにいたところ、フォロワーから「このおじさんはどう?」と声をかけられました。

その中にいたんです。

 

私のめ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ちゃくちゃ好きそうな無精髭成人男性が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

というわけで、ここからは人生初の「レビュー記事」に挑戦してみようと思います!!!!

季節はそろそろ4月を迎えるところ。新しいことを始めるのにはぴったりです。(こじつけ)それに、自分の知らないジャンルのおじさんを知れるなんて最高じゃないですか?どんな無精髭成人男性が待っているのか、今からワックワクですね。

それじゃあ行くぜ!!!!!今回感想を書くのはこれ!!!!

 

https://ncode.syosetu.com/n0608dy/

「万年Dランクの中年冒険者、酔った勢いで伝説の剣を引っこ抜く」

こいつだーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!

タイトル書くのちょっと恥ずかしかったです。

これは先程も言った通りフォロワーに教えてもらったんですけど、コミカライズ版の4話サムネ(現時点で公開は終了しています)でやることやってたのでマジでぶったまげて読むか(なんで?)ってなったのがきっかけでもあります。

あ、コミカライズはこっちです。

www.ganganonline.com

あらすじ(小説ページから引用)

>万年Dランクのしがない中年冒険者ルーカスは、自分よりずっと若いパーティメンバーたちに見下され、扱き使われる毎日を送っていた。

だが「飲まずにやってられっか!」と飲んだくれたある夜のこと、酔った勢いで今まで誰も抜くことができなかった伝説の剣を引き抜いてしまう。

愛と勝利の女神が造ったという神剣の力で、おっさんは(望まぬ)ハーレムを作りながら(望まぬ)英雄の道を駆け上がっていく…!

 

アーサー王伝説もびっくりのあらすじ、波乱の予感がしますね。

あと絶対長くなるので感想の方は「続きを読む」に格納します。

お話自体は短編形式なので感想は1話以降、何話かにまとめて力尽きるまで書いていこうと思います。

行くぞおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

■1話感想

1話はざっくり言うと前半で主人公のルーカスがPTで受けている境遇やこれまでの説明で、後半で伝説の剣を抜いちゃいますね。

1話前半を見て、主人公のルーカスや身の回りの関係についてわかったことをまとめます。容姿はコミカライズ版を見てくれるとありがたいです。すげ~~~~~~~~~~~~タイプ!!!!!!!!イヤッホウ!!!!!!!!!!!!!私はこういうだらしのなさそうでちょっと悪い顔してるおじさんがだ~~~~~~~~い好きです。

 

・ルーカス(37)(最高)はレイク(22:剣士・PTリーダー)、メアリ(20:魔法使い)、サルージャ(21:シーフ)とパーティーを組んでいる冒険者。元々は3人でPTを組んでいた。

レイクとメアリは恋人関係にあり、PTメンバーから舐められ暴行や陰口などのいじめを受けている。PTを抜けることを何度か考えているが、稼ぎがいいためPTを抜けられない状態。PTでは荷物持ちとしての担当が専らで、戦力としての期待はされていない。

冒険者一筋だったため、今更転職を考えるのは難しいことである。

・18歳で冒険者になり、1ランク昇進して現在はDランクの冒険者として生活している。

・19歳の時、魔物にやられて右手を負傷しロクに使えなくなってしまう。十数年の冒険者活動で身体には怪我が絶えずボロボロ。負傷や疲れで40代に間違われることも多々ある。

・貯金をする気はない。(する気にはなれないらしい)ストレス発散として、ほぼ必ず酒場に立ち寄り安いエールを大量に飲む。

 

ここまで書いておいて何なんですけど、この人本当に大丈夫なんですか?

からしたら「死にかけのおじさん」なんですけど、すげータフなのかもしれない。それをいじめたりするPTメンバーの気もしれない。怖い。(小並感)この世界の若者どうなってるんだよ。

まあここまで徹底してメンバーがクズとして書かれているので、まあどうってこともないんだろうけど私は死にかけの30代を足蹴にする勇気はないです。

あと最後に「ストレス発散としてめちゃくちゃに酒を飲む」って書いたんですけど「嫌なことから逃げたくて飲む」「酔えさえすればいい」ってこれ完全にアル中まっしぐらの飲み方なんですよ。本当に大丈夫か。

ていうかそもそも、冒険者のためのカウンセリングとかないのかよって思ったんですけど、まああったところで重要じゃない描写になることは間違いないのでしょうがないか……と感じた次第です。

 

後半は剣引っこ抜きパートですね。ルーカスの住む街は広場に伝説の剣がぶっ刺さっており、何人か引っこ抜こうとした人もいたけれど抜けずにみんな終わっている、とのこと。どうやら、ここ200~300年は確実に抜かれていない様子。

これを見てルーカスは酔っ払った頭で、昔のことを思い出します。

田舎の農村に生まれ、英雄に憧れていた日々。王宮騎士になり、名を挙げて近衛兵に。順風満帆かと思われたが邪悪なドラゴンが出現し、守るべきお姫様を攫われてしまうが、仲間と共に立ち向かい、これを撃破。お姫様を助け出し、名実ともに英雄と称えられる人物になる……そんな夢物語に憧れていた時期が、確かにあったのです。

少年少女は誰でも夢に憧れ、空想する日々があるものだと私は思います。私も小さい頃は童話が好きで、絵本のページをめくるたびに心が躍ったのを覚えています。

15になったルーカス少年は周囲の反対を振り切り、騎士養成学校の試験を受けに田舎を飛び出します。

結果は実らず、3度も挑戦したのに不合格だった、と彼は思い返しますが、若い頃のそのチャレンジ精神とバイタリティは非常に見習いたいものがありますね。

そして今、誰にも抜けないと言われている伝説の剣を目の前にして、その若かった頃の「英雄になりたいという気持ち」を思い出しているわけです。今はひどい環境にあっても、酔っ払って呂律が回らなくても、どれだけ格好悪くても、「英雄に憧れたという気持ち」「たとえ夢物語でも、失敗してしまったとしても、周囲の反対を振り切ってまで、憧れたものに突っ走った過去があること」は嘘ではありません。

私はここでニヤリとしてしまいました。夢物語のような伝説の剣を目の前にして、37のおじさんがまだエネルギッシュだった昔のことを少し思い出している。だけど、今の自分にもできるはず、と(お酒の力ではあるけど)思っているわけです。

ちょっと方法はカッコ悪いですけど、それがまたいいな、と感じます。大人だって、全員が全員スマートでかっこいいわけじゃないですしね。

今は憧れを胸にしているわけじゃないけど!酔ってる時特有の全能感だけど!左手を!柄にかけて!そのまま上へーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!うおーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!

としていたら、割とスポーンと抜けてしまったわけですね。ここで1話はお終いです。1話が長くもなく短くもないので、サクサクと読むことができました。

 

2話に行きましょう。

 

■2話感想

冒頭はルーカスが頭痛で目を覚ますところから。まああんだけ飲んでれば当然。どうでもいいんですけどコミカライズ版のここのルーカスが妙にエッチです。

そこでルーカスはベッドから降りようとした途端、硬いものを踏んでしまいます。床へと視線を落とすと、そこには立派な剣が落ちていました。

一瞬刀身踏んでたらヤバくない?スパーン!って行かない?って思ってしまいヒヤッとしました。コミカライズだとここの下りが少し変わってますね。ていうか千鳥足の37歳が深夜にフラフラしながら抜き身の伝説の剣持って歩いてんの怖くないですか?すごいとか以前に辻斬りだと思われるぞ。

彼は幻覚やもしかして盗品?ということを疑いますが、柄を持ち上げた途端に『偽物ではない!』と声がかかります。

なんとその声の主は『神剣ウェヌス=ウィクト』、昨日拾ってきた伝説の剣そのものだったのです。

 

『神剣ウェヌス=ウィクト』はざっくり言うと

『愛と勝利の女神ヴィーネ』によって生み出された剣。ヴィーネはこの世界の「三大神」の一柱。

・自我を持っており、意思疎通ができる。

 

こんな感じです。

元ネタはローマ神話のヴィーナス・もしくはギリシャ神話のアフロディーテでしょうか。ウェヌスはヴィーナスの古代ラテン語での読み方ですね。ヴィーナス・アフロディーテは共に愛と美を司る女神で、この二柱は同一視されるような存在でもあります。

ただ一つ気になるのが、ウェヌス=ウィクトがヴィーネから「生み出された」剣であるということです。単純にヴィーネが作ったのか、ヴィーネが何らかの理由で半身や何かを切り落としたりなんかして(なんか多い)それがウェヌス=ウィクトになったのか、真相は定かではありませんがここでは前者の説を採用して話を進めたいと思います。

ギリシャ神話にはヘパイストスという炎と鍛冶を司る神様がいます。鍛冶の神様というだけあって、ヘパイストスは神話に登場する武器や防具を作っています。ゼウスの「ケラヴノス」や、アテナが使っていた「アイギスの盾」などがそうですね。

そしてこのヘパイストス、妻はアフロディーテです。個人的には、ヴィーネも夫にヘパイストスのような鍛冶を司る神を迎えていて、そこから力を分け与えてもらったり二人の共同制作なりなんなりして、ウェヌス=ウィクトを生み出したんだと思います。

この話、「ウ」がすごい多いですね。あとお前名前長すぎるから次からウェヌスって呼ぶからな。

 

ごめんなさい。話を戻します。

 

光る!鳴る!DXウェヌスはルーカスを契約者に選んだようで、その話を聞かされたルーカスは大いに困惑します。そりゃそうだ。いきなり神様に選ばれました、と言われても困りますし、信じられません。

「別に契約した覚えはない」と言ってもウェヌス「抜いた時点で自動的に契約されるし、解約はできない」と伝えます。

 

クーリングオフ制度ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!早く来てくれーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!誰だこんな契約考えたバカはーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

ルーカスも「性質の悪い詐欺みたいな契約だった」って言ってるよ。すごく頷いてしまいました。大丈夫。まだ間に合うよ。1週間経ってないよ。

その後、顔を洗おうと洗面所へ向かうルーカス。ここでルーカスは「狭くて古いボロアパート」に住んでいることがわかるんですけど、中世ファンタジーの世界観の文章で「アパート」って現代にしかないものを書かれると脳がバグりそうになります。もしかして私が知らないだけで中世にアパートってもうあったんですか?ていうか賃貸なんだからなおさら抜き身の剣置いとくなよ。床に傷とかつけたら大変だろ。敷金払ってる?大丈夫?

隣人から「ルーカスさんの親戚かしら」とおかしなことを言われ、不思議に思いつつも鏡を見ると、いくらか若返り、顔色のいい自分の顔が写っていました。

普段なら私は「おい!!!!!!!!!!!!!!おっさんを若返らすな!!!!!!!!!!!!!!良さを殺すな!!!!!!!!!!!!!!!!バカ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」とマジギレしているところなんですけど、実際は40代近い顔面のおじさんが29くらいの顔面になったので、むしろラッキーでした。私は29歳という年齢を世界で一番愛していることで有名なので。

その様子を見ていたウェヌスは、『契約特典のひとつ』としてルーカスの顔を私好みの顔面にしたことを告げます。携帯ショップか。

それ以上に、ルーカスは「右手が使える」ことに驚いていました。確かに剣と契約してしまった以上、契約者が手を負傷してしまっているなら治すのは道理でしょう。原理気になるけど!!!!!!!!!!!!原理!!!!!!!!!!!!どうやったんだよ!!!!!!!!!!!!!!原理がどうしても気になる私に、ウェヌスは畳み掛けます。

ウェヌス「ちなみに減退しておった性欲も強めてやったぞ」

私「なんて?」

ルーカス「道理で朝っぱらから股間が」

私「なんて????????????????」

 

なんで?

どうして?

それいる?

ていうか受け入れるの早くない?

驚かないの?

驚きすぎて逆に冷静になってしまったパターン?

様々な思考が私の中を駆け巡ります。

 

コミカライズだとルーカスくんの下半身の伝説の剣が見れますが、自分の好みの顔の無精髭成人男性の朝勃ちを見たのに私の中に残った感情は「エッチだなあ」でもなく「でっけえなあ」でもなく「何?」でした。

いや、途中まではわかります。使えなくなった右手が使えるようになったらえっ嬉しい!となりますし、不健康だった身体が健康になったら嬉しい気持ちもありますよね。ある種病気が治ったようなものです。

ただ、性欲に関してはいただけない。「元気になったから性欲も戻ってきたぞ!!」ならまだいいんですけど、性欲にブーストかけてもらってるのはどうなんですか。いやいいんですけど、ヴィーネって「愛と勝利」の女神なんですよね?愛を語るにも性の話はもちろん付きまとうし道理として自然ではあるけど、この時点でウェヌスが性欲にブーストかける目的がさっぱりわからないんですよ。どうしてそれが必要になるのか、3話で判明することになるんですが。

コミカライズではここまでが1話になっていますね。この疑問を解決するためにも、一度お話の感想は終わりにして、ウェヌスの性能を少し読んでいきたいと思います。

すみません、あとなんか疲れてきました。

 

ウェヌスの性能

3話と4話でウェヌスの性能が本人(?)の口から語られるので、それを基にしてまとめます。

・攻撃力はそこらの名剣より遥かに高い。

まあ伝説の剣ですし……と思いかけたところで、「いや剣が喋ってるんだから切れ味って言わない?」「伝説の剣ってそんな火力全振りの性能なの?」と第二第三の私が顔を出しましたがパンチで黙らせました。

 

・身体能力向上、自然治癒力上昇、毒や麻痺などの状態異常耐性、武運の上昇の特殊効果。

最近グラブルを真面目にやってるせいで、めちゃくちゃプラスが振られてる武器ってこういうことを言うのかなと思いました。まあいろんなものが上がるのは神剣=神様のご加護を受けている武器ということなので、ここは割と素直に納得できました。

 

ラッキースケベ

「いや特殊効果にラッキースケベって何よ」って思ったんですけど、これって運良くスケベする因果を引き寄せてるってこと?それとも未来の事象を確定させているのか?まさか未来を改変させている?と、SFが大好きな私と一度気になったことは死ぬほど気になる私とファンタジーとか魔法とかも好きだけどある程度説明ができることはやれる範囲で過程や原理の説明が欲しいことで有名な私が顔を出しましたがパンチで黙らせました。

これも神様のご加護ってことでいいんでしょうか。そう思うことにします。そもそも運良くスケベする因果って何?

 

・【固有能力】〈眷姫後宮

クイーンズ・ハレムと読みます。

これ、ちょっと上に書いた性欲ブーストかける理由にも多少繋がります。だって気になるだろ。私も気になるよ。

簡単に言うと「契約者に嫁が増えれば増えるほどウェヌスの性能が上がる」能力です。初めて原理めいたものが出てきたので、思わずガッツポーズしてしまいました。詳しくはウェヌスが言ってるので丸々書きます。

>『嫁は嫁じゃ。正確には〝眷姫(けんき)〟と言って、お主と愛の契りを結んだ相手のことじゃな。そして〝眷姫〟が多ければ多いほど、我がパワーアップしていくという寸法なのじゃ!』 

 

すみません、よくわかりません。(siri)

けど、理由を説明してくれたのは嬉しいです。ここからは解釈タイムです。

とりあえず、プロセスとしては「契約者がスケベする→スケベした相手を『眷姫』にできる→『眷姫』にした場合、ウェヌスの性能が上がる」という段階を踏んでいることになります。ざっくり言えばスケベして自分の眷属増やしてくれよな!ってことですね。眷属を増やすために必要になるのなら、性欲ブーストも納得ですね。

私がわからないのは「眷属の何をウェヌスの性能アップに使っているのか」ということです。単に契約者が増えたから?とも考えたのですが、「契約者」と「眷属」は別です。

もう行き詰まってしまったので、私は「眷属」の意味を調べてみることにしました。

 

眷属の意味

  • 1 血筋のつながっている者。一族の者。身内の者。親族。
  • 2 従者。家来。配下の者。
  • (出典:https://dictionary.goo.ne.jp/jn/70315/meaning/m0u/)
  • 本来の意味は「血筋の繋がっている者」になるので、血を分け与えている、というか「能力で自分の血族の者にする」ってことなのかな……?そのあとは、単純に考えて「自分の血族が増える=自分の力が増す」みたいな過程なのかと。すみません、よく(以下略)

 

■2話まで見た感想

そんな感じで2話まで読みましたが、最後にいいこと言って終わりたいので「ちょっとなあ」と思ったことから話していきます。

私が気にしすぎかもと思うですけど、「結果に対する原理」の説明があまりないのが気になりました。概ね全ての物事は道理で動いています。そこに結果があるなら、何かの原理があるはずです。私はこういうところが細かく設定されている作品が好きなので、気になってしまいました。後から何かしら説明があるのかもしれませんが……。

最後の締めです。私はいい感じに締めたいのでここから大事です。

「神様のご加護がある剣を抜いちゃっただけですよ」っていうのは個人的にグッドに感じました。ここを書き出せば王道ファンタジーですし。ルーカス自身は何も強くなっていないし剣技の訓練パートとかもこれから楽しみですね。あ、多少若くはなったけど。ただ若くなった+剣のバフがあるだけなので、技術が高められたわけではない、というのが良いポイントだと感じます。特訓パートに期待ですね。

散々書いたんですけど、伝説の剣を目の前にして在りし日の自分を思い出すのも良いですね。少年少女は夢に憧れ、焦がれ、想います。

だけど、いつか絶対現実を見る日が来るんです。遅かれ早かれ絶対、「自分は特別な人間ではない」とわかる日が誰にでも来ます。けれど、特別ではなくても、何かに挑む人間が私は大好きなので。お酒に溺れていても、誰かに馬鹿にされても、未来へ手を伸ばして掴んだルーカス。これからの活躍を楽しみにしています。

あとこれからも不定期に更新すると思うので見てください。

ではまた!!